社長挨拶

「愛と科学の社会を目指す、夢と技術のある会社」

日本カーボングループでは、「愛と科学の社会を目指す、夢と技術のある会社」を経営理念とし、1915年の創業以降、炭素工業分野の草分け的存在として、時代のニーズに応える付加価値の高い製品を提供して参りました。昨今では、自然災害や国際紛争といった企業の事業活動に影響を及ぼす事象が絶えず発生しており、企業には変化の時代を生き抜く「力」が求められています。私たちは、一世紀以上の長きにわたり炭素工業分野に携わってきた経験から培われた「技術力」と、現状に満足せず新たな価値を生み出す「創造力」を持ち、絶えず成長し続ける企業体制の構築に尽力して参ります。

2024年度は、中期経営方針BREAKTHROUGH2024の最終年度となります。私は、この中期経営方針の中で、「事業構造改革」および「企業体質の改善」を目標とし、様々な改革を推進して参りました。特に「事業構造改革」については、これまでの人造黒鉛電極に依存した事業構造から完全に脱却するため、ファインカーボン製品の事業拡大に取り組んで参りました。半導体分野を中心とした各社の設備投資が堅調だったことも好機となり、ファインカーボン製品は当社の柱として成長を遂げております。今後は、パワー半導体分野の市場成長が、更なる事業拡大に大きく寄与するものと期待しています。一方で、2024年度の世界経済は、成長が鈍化するとの声もございます。どのような外部環境であっても、絶えず成長し続ける企業体制の構築に向け、最終年度も改革の手を緩めることなく、中期経営方針の達成に尽力して参ります。

すべてのステークホルダーの皆様のご期待にお応えするため、弊社の総力を結集して臨んで参りますので、今後とも一層のご支援を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。

2024年1月5日
代表取締役社長

宮下 尚史

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